この度は第5回君恋BLマンガ賞へのご応募、誠にありがとうございました。君恋編集部一同、心より感謝しています。
今回は、一般部門から準入選2本、同人誌部門からホープ賞2本を選出しました。
受賞者の皆さんの、これからの活躍を期待しています。
15万円
君恋に掲載確約+担当編集がつきます
乙女ゲームのキャラクターとの恋愛を夢見る夢男・夢藤は、バイト先で「推しキャラ」そっくりの客・黒部と出会う。ある日、黒部にうっかり告白してしまって!?
君恋87(2月1日配信)に掲載されます。 飄々とした味のある作風で、肩の力を抜いて楽しめる作品でした。
一番良かったポイントは、「あってほしい絵があってほしい場所にちゃんとある」ところです。一見、当然のことのようですが、意外と難しい技術。描きやすさや、話の流れの都合を優先させてしまうと、それどころじゃなくなってしまうからです。描き手の都合ではなく、読み手の目線に立ってネームが作られている点が素晴らしいなと思いました。
もうひと押ししてほしいなと思ったのは、ラストです。主人公が、相手を見た目だけでなくその中身を「かわいい」と思うシーンがもっと劇的に作れると話のレベルが格段に上がったと思います。「気持ちを伝えると相手を傷つける可能性がある」という冒頭のモチーフを上手く使えれば、主人公はもっと感動的な行動がとれたはず。互いに気持ちを伝え合うだけじゃない、もう一つ上の展開を思いつくまで粘ってみてほしいなと思いました。
15万円
君恋に掲載確約+担当編集がつきます
ある雨の日、猫を拾ったナツキ。保護して洗ってやった猫を相手に、マッチングアプリで彼氏を探しているけどうまくいかない…とこぼすと、猫が少年の姿に…!!
君恋88(3月1日配信)に掲載されます。 猫にも人間にもなれる「半猫」という存在と、自分がゲイであることを受け入れ切れていない主人公を対比させて描こうとするアイデアが素敵で、続きが気になる作品になっていました。コマワリが凝っていて、読者の視線をうまく誘導できており、漫画ならではの表現が出来ていたのも受賞のポイントです。
ただ、作品を収めようとしたページ数が少ないこともあり、表現の面白さが削られてしまっていたのが残念な点。半猫が人間の姿になるのは、出会ったその日ではなく、主人公の危なっかしい恋愛事情がもっと分かってからの方が面白いと思います。それに、「最初は保護するだけだった半猫が好みの男子に育ってしまった」という展開の、「その後」をもっと読者は読みたいはず。ラスト1コマだけではもったいない。前振りである「癒してくれるだけの子猫であること」をもっと印象的に出しておいて→ページを大きくとって「こんなにイケメンに育ちました!」を表すシーンを見せるという展開の方がインパクトが出たはず。読者を見据えたサービス精神を次作では発揮してもらえると嬉しいです。
3万円
担当編集がつきます+次作品の君恋掲載確約